顔が見えるやつは、殺せない
これは、僕が世界青年の船という日本政府主催のプログラムのなかで、海外青年と話したことです。
僕は昔、自衛官として働いていた時期がありました。
いまの日本では、戦争はきっと起こることは無いだろうけど、職業上、万が一そんな事態があれば、いくしかない。
そして
人を、殺すことも、あるだろう
と、覚悟は決めていたのです。
でも、海外の国の人と話をして、ハグして、分かり合って
オレ、こいつら、ぜったい殺せない
って、思ったんだよね。ほんとに単純に。
だって、わかるんだもん。そいつらのキモチとか。笑ってる顔とか。
しかもさぁ、友達なんだよ。
一緒に笑ったり、アホなことしたり、夜通し話したり、大切な、大切な、友達なんだよ。
友達、殺せないよ。なんで殺さなきゃならないんだよ。
なんで、国が違うということだけで、殺さなきゃならないんだ?闘わなきゃならないんだ?
そんなことに、何の意味があるんだ?
領地とか、食料とか、燃料とか
そんなものが、人と人のつながりより大切なのかよ。
オレは、顔の知っているやつはぜったい殺せない。

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